



終活は何から始める?終活のポイントは?1,093名に聞いた、アンケート調査の結果

Q. 終活で一番最初に始めた方が良いと思うことは何ですか?(n=1,093)
- エンディングノートを書くこと=27%
- 遺言書を書くこと=3%
- 生前整理をすること=22%
- 預貯金や財産を調べておくこと=7%
- 今後のライフプランを計画すること=25%
- 介護や医療について考えること=3%
- 遺影写真の準備やお葬式、お墓の準備をすること=1%
- 終活の専門家に相談すること=3%
- 終活セミナーで勉強すること=7%
- その他=2%

Q. 終活で一番重要だと思うことは何ですか?(n=1,093)
- エンディングノートを書くこと=17%
- 遺言書を書くこと=9%
- 生前整理をすること=23%
- 預貯金や財産を調べておくこと=8%
- 今後のライフプランを計画すること=25%
- 介護や医療について考えること=5%
- 遺影写真の準備やお葬式、お墓の準備をすること=2%
- 終活の専門家に相談すること=5%
- 終活セミナーで勉強すること=3%
- わからない=3%
「終活で一番最初に始めた方が良いと思うことは何ですか?」という質問に対して、回答の上位にはエンディングノート、ライフプラン、生前整理といった、比較的取り組みやすい項目が並んでいます。これは、終活の入り口として、まずは自分自身のことや身辺整理から始めたいという心理が働いていると考えられます。
一方、下位には、遺言書、介護・医療、葬儀・お墓といった、より専門的な知識や決断が必要な項目が並んでいます。これらは、まだ先のことと感じているか、具体的なイメージが湧きにくいため、後回しにされがちであることが推測できます。
また、「終活で一番重要だと思うことは何ですか?」という設問では、ライフプラン、生前整理、エンディングノートが上位にランクインしています。重要だと考えていることと、実際に最初に取り組むべきだと考えていることに、大きなずれはないことがわかります。
しかし、前問で上位だった「エンディングノート」が、この設問では「ライフプラン」に次ぐ3位となっている点に注目です。これは、エンディングノートよりもライフプランの設計が、より抽象的で、重要度を感じながらも、何から始めれば良いかわからないという人が多い可能性があります。
今回のアンケート結果からは、終活について、具体的な行動に移せていない人が多いことが示唆されます。その背景としては、以下のようなものがあると考えます。
- 終活の知識不足: 終活には、法的な知識や手続き、医療・介護に関する情報など、様々な知識が必要です。これらの知識が不足しているため、何から始めれば良いかわからないという人が多い可能性があります。
- 終活に対する心理的な抵抗:終活は、死や老いといった、ネガティブなイメージを持つテーマと向き合う必要があります。そのため、心理的な抵抗を感じ、先延ばしにしてしまう人がいるかもしれません。
- 情報過多:終活に関する情報は、書籍、インターネット、セミナーなど、様々な形で提供されています。しかし、情報が多すぎるため、自分に必要な情報を見つけるのが難しいと感じる人がいるかもしれません。
終活は、人生の最期をより良く生きるための準備です。今回のアンケート結果を踏まえ、今後は、以下のような必要性があります。
- 終活に必要な知識や情報を、わかりやすく体系的に提供する
- 終活がネガティブなイメージではなく、人生を豊かにするポジティブな活動として捉えられるように、啓発活動を行う
- 終活を支援するサービスを拡充する
これらの取り組みを通じて、より多くの人が主体的に終活に取り組めるようになり、人生の最期を自分らしく、そして安心して過ごせる社会が実現されることを期待します。
【調査概要】
- 調査人数:10〜90代の男女1,093名(終活ガイド資格検定2級、3級資格取得者)
- 調査期間:2024年12月1日〜2025年1月18日
- 調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
- 本調査について:【1,093名を対象に「終活」に関する意識調査】半数以上が「家族と終活について話し合うことに抵抗を感じない」結果に。終活におけるさまざまな意識・行動について調査結果を発表
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