終活は親と一緒に取り組める?身内に終活のことを話せる?調査結果は

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Q. 両親もしくは祖父母は終活に取り組んでいますか(いましたか)?※

  • 取り組んでいた=19%
  • 取り組んでいない=51%
  • わからない=30%

Q. 家族と終活について話し合うことに抵抗を感じますか?※

  • 感じる=34%
  • 感じない=66%

Q. 友人と終活について話し合うことに抵抗を感じますか?※

  • 感じる=22%
  • 感じない=78%

※n=1,093

まず、「両親もしくは祖父母は終活に取り組んでいますか(いましたか)?」への回答で両親もしくは祖父母が終活に取り組んでいる割合が19%と低い一方で、「家族と終活について話し合うことに抵抗を感じますか?」で家族と終活について話し合うことに抵抗を感じない割合が66%と高いことから、多くの人が終活の必要性を感じながらも、実際には行動に移せていない状況がうかがえます。この背景には、終活に対する知識不足や、どこから手をつければいいかわからないといった戸惑いがあると考えられます。

また、「わからない」と回答した人が30%いることからも、終活に関する情報が十分に届いていないことがわかります。

一方、「友人と終活について話し合うことに抵抗を感じますか?」への回答で友人と終活について話し合うことに抵抗を感じない割合が78%とさらに高いことから、終活に対する関心は個人的な問題だけでなく、友人との間で共有できる話題として捉えられていることがわかります。これは、終活がタブー視されにくくなっている社会的な変化を表していると考えられます。

今後は、終活に関する情報をよりアクセスしやすい形で提供し、具体的な行動を促す必要があるでしょう。例えば、終活の始め方や、家族との話し合いの進め方などをわかりやすく解説するセミナーやワークショップを開催したり、終活に関する相談窓口を設けたりすることが考えられます。また、友人との会話をきっかけに終活に関心を持つ人が増える可能性があるため、SNSなどを活用した情報発信も有効です。

終活は、人生の最期をより良く生きるための準備であり、誰にとっても重要なテーマです。今回のアンケート結果を参考に、より多くの人が終活に前向きに取り組めるような社会を目指していく必要があります。

【調査概要】

監修

一般社団法人終活協議会

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