2023年8月6日

喪主や遺族への負担を軽減させる葬儀代行サービスとは?代行サービスを使うメリットを紹介

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少子高齢化やコロナ禍など社会の変化とともに、葬儀の在り方や形式が変わってきています。かつては親戚縁者が一堂に集まり、隣近所の人が手伝いに来るような規模の大きな葬儀を行うことで故人も喜ぶだろうとされていました。しかし、近年では家族葬が主流となり、関係の深い限られた人たちで故人を送り出す葬儀が増えています。
ただ、葬儀の規模が小さくなっても喪主や遺族には大きな負担がかかるため、喪主や遺族の負担を軽減する「葬儀代行」という新しいサービスが広がりを見せています。
そこで今回は、葬儀代行サービスに関する内容、利用するメリット、注意点について紹介します。

葬儀代行のサービス内容を紹介

葬儀代行は、まだ多くの方にとって馴染みがないサービスかもしれません。そこで、葬儀代行の具体的なサービス内容を紹介します。

1:受付代行

葬儀代行の主流となるサービスは、受付代行です。一般的には「受付」「会計」「記録書作成」の3種類のサービスを提供しています。受付サービスでは、会葬者から香典を受け取り、引き出物を渡す業務を行います。会計サービスは、受け取った香典を集計してとりまとめます。そして、記録書作成として香典袋の表書きや芳名録の記載内容をデータ化して、喪主に渡します。このデータは、後日返礼品や喪中はがきを送る際に活用できます。

2:訃報連絡代行

葬儀の準備で忙しい喪主や遺族に代わり、訃報の連絡を代行するサービスがあります。事前に訃報の連絡先リストや送付するメッセージなどを預かり、連絡業務を代行します。訃報の連絡は限られた時間の中で確実に行わなければいけないため、喪主や遺族にとって助けになるサービスです。

3:喪主代行

喪主の役目そのものを代行する喪主代行サービスも増えてきています。一人暮らしの高齢者で喪主となる身寄りのいない方や、家族と疎遠になってしまったおひとりさまなどが利用するケースが増えています。喪主代行の主なサービス内容は、遺体の引き取りから葬儀、納骨までの中で喪主が対応しなければいけないことを、代行サービス会社が行ってくれるというものです。また、永代供養や海洋散骨、遺品整理といった葬儀後の依頼にも対応可能な代行サービスもあります。

4:参列代行

喪主や遺族の代行以外にも、葬儀への参列を代行するサービスも増えています。スケジュールの都合や体調不良などで、どうしても参列できない場合、依頼者に代わり葬儀に参列します。

葬儀代行サービスのメリットを紹介

葬儀代行サービスにはどのようなメリットがあるのかを知ることで、利用したことがない方でも利用しやすくなるでしょう。

1:故人との別れの時間がゆっくり取れる

家族葬がメインとなり葬儀への参列者の数が少なくなってきていますが、喪主や遺族の立場では葬儀の前から様々なことに対応しなければなりません。葬儀の当日は、参列者の対応に時間を取られ、式の運営にも気を配る必要があるため、故人との思い出に浸る暇もなく、慌ただしく過ごすことになります。葬儀代行サービスを活用することで、故人に別れを告げる時間や余裕をつくることができます。

2:香典に関するトラブルを防げる

葬儀代行サービスのメインとなるのが受付代行です。受付では参列者の対応だけでなく、香典の預かり返礼品を渡すなどの役割を受け持ちます。親戚や友人などに受付の役目を依頼するケースもありますが、参列者の対応に追われるため、依頼された側には大きな負担となります。
また、香典の集計は手間のかかる作業であり、大金を預かることへの責任も生じます。万が一、お金の不足があればトラブルにもなります。また、遺族としても香典の金額を知られたくないという想いもあるでしょう。
そのため、香典に関する全ての業務を代行サービス会社へ任せることで、香典に関するトラブルや悩みを軽減できます。

3:喪主や遺族の責任や負担が軽減される

家族葬などの小規模な葬儀が主流となってきており、昔と比べて遺族にかかる負担は少なくなってきています。
しかし、喪主や遺族は葬儀全体の運営に関して準備段階から当日の対応、式後のお礼まで様々な役目を果たす必要があり、重い責任が生まれます。家族や親戚で役割を分担しても、任された側にとっては大きな負担となりますし、一部分でも葬儀代行サービスを使うことで、喪主をはじめ、葬儀に携わる遺族の負担を軽減することができ、余裕も生まれます。

4:一人暮らしの高齢者も安心できる

おひとりさまの数が年々増えている中で、自身の死後、誰かに迷惑をかけるのではないかと懸念している高齢者も増えています。
また、家族や親戚と疎遠になっている場合、葬儀を任せることが難しい状況になります。そこで、死後、誰にも迷惑をかけたくないおひとりさまは喪主代行サービスを依頼することをおすすめします。
葬儀から納骨、遺品整理まで対応する代行サービス会社もあるため、生前に契約しておくことで家族や親族に大きな負担をかけることがなく安心です。

葬儀代行サービスを頼む際の注意点

葬儀代行サービスを依頼する場合には、どのような点に注意すればいいか紹介します。

1:情報のセキュリティ管理

葬儀に参列した方が記入した芳名帳は、後日返礼品の送付や喪中はがきを送る際に大変役立ちます。受付代行サービスを利用することで、芳名帳に手書きで記載された内容をデータ入力して喪主に渡してくれます。ただ、このデータは個人情報のため、しっかりとした管理が必要になります。万が一の個人情報の流出を防ぐためには、入力するパソコンはインターネットに接続しない状態で使用し、データはCD-Rに移して喪主に渡した後に元データは速やかに消去するなど、個人情報が外部に出回るリスクを無くす必要があります。

2:お金の管理

香典袋に記載されている金額と実際に入っている金額が異なると、集計に差異が生じてトラブルの元になります。
そのため、香典の受取と集計作業を別のスタッフに行ってもらうようにして、その場で集計金額の確認ができれば問題が生じません。こうしたお金の管理に対するオペレーションの流れができているか、代行サービス会社へ契約前に確認することをおすすめします。

3:スタッフの質

葬儀代行サービスの中で、受付代行の担当スタッフが、参列者にきちんと対応してくれるのか気になる方も多いと思います。挨拶やマナーなどの研修がしっかり行われているか、契約前に確認することをおすすめします。
また、可能であれば、契約前に担当スタッフと対面、オンライン上での顔合わせや、電話で話すなど、受付担当スタッフの特徴について聞いてみることをおすすめします。

4:会社の経営状況

喪主代行サービスは、生前に依頼しお金を支払うケースが大半です。そのため、自身が死亡するまでに会社の経営状況が悪化してしまい、万が一倒産してしまった場合、支払ったお金は返金されずにサービスを受けられないことが考えられます。お金の支払いからサービスを受けるまでに数年~数十年経つことも考えられるため、代行サービス会社の経営状況に問題がないか、会社の信頼性を十分に確認する必要があります。

終活協議会は信頼できる葬儀代行サービスを提供

葬儀の席は故人との最後のお別れの場であるため、喪主や遺族はゆっくりとした別れの時間を過ごしたいものです。葬儀代行サービスは、超高齢社会の日本の流れや、家族葬を主流とする葬儀形態の変化に対応し、喪主や遺族からのニーズに応える形で生まれたサービスです。
一般社団法人 終活業議会では、葬儀代行サービスをはじめとした、「ご逝去後の対応に関するサービス」を、追加費用やオプション費用は一切無く「入会金と基本料金のみ」で全て対応するサービスを提供しています。勿論、しつこく契約を迫るような悪質な営業は一切無く、当社のサービス内容と料金に納得頂いたうえでご契約を交わした中で、20,000人以上のサービス提供実績があります。
当社理事の「菊田 あや子」は、TVやラジオに終活の専門家として出演しており、菊田の話を聞き「終活の重要性を知った」といった声も多数あります。
最後に、葬儀代行サービスに関する疑問や悩みがあれば、専門知識と経験豊富なスタッフが丁寧且つ親切にお答えしていますので、気軽にご相談ください。365日(受付時間10:00~17:00) 対応しています。
また、会社やサービスについて資料請求をご希望の方は、下記のページより資料をご請求ください。24時間365日受け付けております。

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監修

竹内義彦
竹内義彦一般社団法人 終活協議会 理事
1969年生まれ、大阪出身。
2012年にテレビで放送された特集番組を見て、興味本位で終活をスタート。終活に必要な知識やお役立ち情報を終活専門ブログで発信するが、全国から寄せられる相談の対応に個人での限界を感じ、自分以外にも終活の専門家(終活スペシャリスト)を増やすことを決意。現在は、終活ガイドという資格を通じて、終活スペシャリストを育成すると同時に、終活ガイドの皆さんが活動する基盤づくりを全国展開中。著書に「終活スペシャリストになろう」がある。

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