Q. 周りで終活に取り組んでいる人はいますか?(n=1,093)
- いる=26%
- いない=32%
- わからない=42%
最も多い回答が「わからない」であり、これは終活という言葉自体は知っていても、具体的に何をする活動なのか、理解できていない人が多いことを示唆しています。
「いる」と回答した人が26%いることは、一定数の人が終活に関心を持ち、実際に行動に移していることを示しています。しかし、その割合はまだ少数派であり、多くの人にとって終活は身近なものではないと考えられます。
「いない」と回答した人が32%いることは、終活の必要性を感じていない人などが一定数いることを示しています。
終活に対して死を連想させるネガティブなイメージを持つ人もいるために、話題に出しにくいのかもしれません。また、終活の活動内容はまだ十分に知られているとは言えません。何をすれば良いのか、どこに相談すれば良いのかわからないという人が多い可能性があります。
今後は終活は、人生の最期をより良く生きるための準備であり、決してネガティブなものではないということを、広く社会に伝えていく必要があります。また、終活の活動内容に関する情報を、わかりやすく、アクセスしやすい形で提供する必要があります。
これらの取り組みを通じて、終活がより多くの人にとって身近なものとなり、人生の最期を安心して迎えることができる社会を目指していく必要があります。
【調査概要】
- 調査人数:10〜90代の男女1,093名(終活ガイド資格検定2級、3級資格取得者)
- 調査期間:2024年12月1日〜2025年1月18日
- 調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
- 本調査について:【1,093名を対象に「終活」に関する意識調査】半数以上が「家族と終活について話し合うことに抵抗を感じない」結果に。終活におけるさまざまな意識・行動について調査結果を発表
監修

- 一般社団法人 終活協議会 理事
-
1969年生まれ、大阪出身。
2012年にテレビで放送された特集番組を見て、興味本位で終活をスタート。終活に必要な知識やお役立ち情報を終活専門ブログで発信するが、全国から寄せられる相談の対応に個人での限界を感じ、自分以外にも終活の専門家(終活スペシャリスト)を増やすことを決意。現在は、終活ガイドという資格を通じて、終活スペシャリストを育成すると同時に、終活ガイドの皆さんが活動する基盤づくりを全国展開中。著書に「終活スペシャリストになろう」がある。
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