高齢者の単身世帯が増加するにつれ、身元保証サービスを利用する高齢者が増えています。しかし、国民生活センターの調査、身元保証等の高齢者サポートサービスをめぐる契約トラブル(令和元年)の情報によると、「契約や返金に関する トラブル相談が、全国の消費生活センターに多く寄せられる様になりました。
そこで今回は、身元保証サービス契約後に起こったトラブルやその問題点、また、トラブルを未然に防ぐ方法や解決策を紹介します。
目次
身元保証サービスの「トラブルや問題点」を紹介
高齢者が身元保証サービスを利用する際に起こったトラブルや問題点について紹介します。
消費者庁からは身元保証サービスを始めとした、終活サービスのトラブルに関する注意喚起が出される程、トラブルや問題が多く発生しています。
以下、各トラブルの一例を紹介します。
1.解約が出来ない例
提供されたサービスの内容が、契約前の説明と異なっていたため解約を申し出たが、申し出が受け入れられず支払いが続いている。
2.解約時の解約金トラブル例
サービスの解約を申し出たところ、契約時には聞いていなかった解約金が発生する連絡が来て
困っていた。返金制度が付いている事が契約を決めた大きな要因なのに、解約金を支払わないと返金制度も適用されないと言われてしまった。
契約書の内容を基に身元保証事業者と話し合った結果、解約金を支払わずに済み、返金もされる事になったが、返金は事業者から何も説明が無いままお金が振り込まれただけで不快な思いをした。
3:契約直前さらに料金が掛かる事が分かった
当初提示された料金であれば契約したい身元保証事業者があったので契約を考えたが、契約する間際に「入会金10万円が別途必要である」と説明された。
10万円の追加料金あれば許容範囲内であると思い契約を進めて行こうと考えていたが、契約
直前に追加料金があった為、契約後に新たな問題に遭遇しないか不安になった。
その為、改めて契約内容を確認した所、身元保証サービスの中でもお願いしたいサービス内容が入っていなかった。
改めて事業者へ確認した所、追加オプションとして別途費用がかかるサービスもある事が分かった。結局こちらが希望している身元保証サービスをお願いする場合、料金が大幅に上がってしまう為、最終的に契約するのを辞めた。
オプション料金に気付かず契約をしていたらトラブルになっていた可能性があった為、契約前に気付いて良かったです。
4.契約したのに十分なサービスが無かった例
対応が良くサービス内容も充実していた為、契約を決めた。しかし、サービスをお願いしても「今は忙しいから日を改めて対応する」と言われて、その後一向に対応
してくれなかった。2、3回連絡した結果、ようやく対応するといった事が何度か続き、不安になってきた。
トラブルを未然に防ぐ方法と解決策を紹介
高齢者向け身元保証サービスで発生するトラブルを未然に防ぐ方法と、解決する為の方法を紹介します。予防策を講じる事で、高齢者本人が安心して身元保証サービスを
利用出来る環境を作る事ができます。
1:自身の希望をしっかりと伝える
身元保証会社と契約する前に、高齢者本人が希望するサービスや料金を、事業者へ明確に伝える事が大切です。契約内容が不明確であれば、身元保証事業者に契約を急かされても、その場で契約を決めることは避けてください。希望する内容を全て伝えた上で、サービス内容や料金総額が明確的に記載されている資料や契約書を契約前に受け取ってください。
2:解約時についての内容を予め確認
「解約条件」「返金保証の有無」「保証適用時の返金額」を契約前に確認する事が重要です。口頭でのみ解約条件の説明を受けても、後々「言った、言わない」の論争になってしまう為、資料や契約書など、解約条件について記載がある文書を受け取ってください。
3:事業者の情報を調べる事
身元保証サービスを契約する前には、必ず事業者について調べてください。信頼性の有無を見極める事が大切です。「事業者の住所や連絡先が明確化されているか」「実績」「会社沿革や企業理念」「社長や主要者の情報が掲載されているか」といった情報は、必ず
確認してください。インターネットで簡単に確認する事が出来ます。
また、事業者の中に終活の分野で権威のある方がいれば、それも信頼を担保する1つの要素となり得ます。
インターネットで「口コミや評判」を見て、事業者情報を調べる手段もありますが、ネット上での口コミや評判を紹介しているサイトは、自作自演で良い事だけを書いている場合もある為、注意が必要です。
4:一人で解決出来ない場合は専門窓口へ
親族や知人が近くに居ない為、老後の生活が不安な「おひとりさま」にとって、身元保証
サービスは必要です。ただ、近くに家族や知人がいない事で、契約後にトラブルや問題が起きた時、誰に相談すれば良いのか困る事があるかと思います。
身元保証サービスの契約についてトラブルや問題について相談したい場合は、お住いの地域の「消費生活センター」に連絡する事をおすすめします。
→消費生活センターのお電話番号:188(局番無し)
※「都道府県別、消費生活センター」のご連絡先を調べたい方
連絡前に「どの様なトラブルや問題を抱えてしまったのか?」を文章にまとめて相談する事で、相談相手との会話もスムーズに進み、問題やトラブルを解決する為の対策になります。
終活協議会は信頼できる身元保証サービスを提供
超高齢社会の日本において、身元保証サービスの需要が今後さらに高まっていく中で、
身元保証サービスの大切さや信頼性を担保する事が当社の重要な役割です。
一般社団法人 終活業議会では、一生涯の保証を約束する心託プランを提供しており、
追加費用やオプション費用は一切無く、「入会金と基本料金のみ」で身元保証提供
また、当社は全国20,000人以上の身元保証を承ってきた実績があり、経験豊富なスタッフをはじめ、専門知識を有する司法書士、弁護士も在籍しています。その結果、お客様一人ひとりに合わせた最適なプランをオーダーメイドで提供することができ、
多くのお客様から感謝の声を頂いております。
勿論、無理矢理契約させる様な営業は一切無く、当社のサービス内容と料金に納得頂いたうえでご契約を交わし、サービスを提供しています。
身元保証サービスに関する疑問や悩みがあれば、専門知識と実績豊富なスタッフが丁寧且つ親切にお答えしていますので、気軽にお電話ください。365日(受付時間10:00~17:00) 対応しています。
また、会社やサービスについて資料請求をご希望の方は、下記のページより資料をご請求ください。24時間365日受け付けております。
⇒心託サービス資料請求ページ
監修
-
1969年生まれ、大阪出身。
2012年にテレビで放送された特集番組を見て、興味本位で終活をスタート。終活に必要な知識やお役立ち情報を終活専門ブログで発信するが、全国から寄せられる相談の対応に個人での限界を感じ、自分以外にも終活の専門家(終活スペシャリスト)を増やすことを決意。現在は、終活ガイドという資格を通じて、終活スペシャリストを育成すると同時に、終活ガイドの皆さんが活動する基盤づくりを全国展開中。著書に「終活スペシャリストになろう」がある。
最新の投稿
- 2024年6月19日葬儀費用の相場は?プランごとの平均費用や安く抑えるコツを紹介
- 2024年5月15日家庭介護、家庭看護とは?家族の役割やメリット・デメリットを解説
- 施設入居2024年5月7日老人ホームの費用相場はどのくらい?内訳や費用を抑える補助制度を解説
- おひとりさま2023年12月3日高齢者の通院をサポートする「通院介助」の役割や重要性とは
この記事をシェアする